首こりには、Eテレのテレビ体操が最強かも!

NHK Eテレで毎朝放映されている「テレビ体操」。
昔から放映されていて、「サザエさんと、どっちが長いの?」と、疑問に思ったんですが、グーグル様に聞いてみました(笑)。
サザエさんは、1969年放送開始で、テレビ体操は1957年だそうです。テレビ体操の方が、12年近く放映の歴史は長いですね。
それはさておき、このテレビ体操、Eテレで月曜日から日曜日まで毎日、朝6:25分〜6:35分の10分間、放映されています。
最近、朝早くに目覚めることが多く、何気なくテレビを見ていたのですが、
「テレビ体操って、首こり解消にいいかも。」
と感じたので、少し試してみることにしました。
テレビ体操・ラジオ体操の歴史
ラジオ体操は、1951年に制定されました。正式名称は、国民保健体操だそうです。知らなかった(笑)。
ラジオ体操には、第一と、第二があります。第二は第一と比べると、少しアップテンポで、運動量も多いようです。
みんなの体操は、1999年に公開されました。高齢者でもできるようにと、ラジオ体操に比べて、運動量を抑えた構成になっていて、座位バージョンでもできるようになっていますね。
またラジオ体操には、幻の第3もあり、最近復刻されて、話題になっていましたね。
意外と飽きない!体操の内容が、毎日少しずつ変わります!
10分間程度の番組ですが、毎日行う体操が少しずつ違います。
前半5分のみんなの体操は共通のようですが、後半の体操は、ラジオ体操第1だったり、第2だったりと、毎日、少しずつ変わります。毎日、続けられるように、飽きのこない構成にしているのですね。
また前半のテレビ体操はストレッチが多く含まれています。
全身のストレッチ+血行促進の運動は、首こり解消にとても効果的です。
このテレビ体操、合計10分間に気軽なエクササイズ程度ですが、実際にやってみて、真剣に取り組めば、かなり効くことがわかりました。
たかが10分間ですが、よくよく考えてみると、10分間も運動し続けるということは、日常の生活の中では、あまりないですよね。歩き続けるぐらいはあっても、心拍が少し上がって、息が上がるような、全身を使う運動は稀だと思います。
このテレビ体操は、老若男女、誰がやってもちょうどいい感じに組み立てられています。
もちろん、高齢者にでもできることを前提に作られていますので、負荷的には、まろやかです。
元気な方がやれば、「もっと動きたい!もっと激しくやりたい!」という欲求が湧くぐらいの、優しい負荷ですが、動きにスピードをつけたり、止めやタメをしっかりと行うと、成人男性でも、じんわりと汗をかけます。
テレビ体操の詳しいやり方は、図解されています!
体操の詳しいやり方は、図解されていて、NHKのホームページから、PDFファイルをダウンロードできます。
ラジオ体操は昔から、見よう見まねで、覚えましたが、改めて図解表を読んでみると、新しい発見があったりして、面白いですね。完全に間違って覚えていた(動作はあっているけど、その運動の意図を理解していなかったとか)体操もありました。
図解表に書かれているポイントを意識して行うだけでも、全然違ったものになります。
みんなの体操のねらいとポイント
みんなの体操は、図解表には、このように書かれています。
みんなの体操は、8つの運動からなり、ゆっくりとしたテンポで立位でも、座位でも行えるように構成されています。体をバランスよく動かすことで血液の循環を良くし、脚や腰・背中の筋肉を中心に強化を行い、また伸展運動(ストレッチング)によって、柔軟性を保ち正しい姿勢づくりに役立ちます。
体操は毎日継続して行うことで大きな効果をもたらします。体調や体力に合わせて工夫して続けましょう。NHK みんなの体操の図解図より抜粋
体をバランス良く動かすことで、血液循環を良くする。というのがいいですね。
そして「毎日継続して行うことで、大きな効果をもたらします。」まさに継続は力なりです。
テレビの場合、視覚的に見せることができること、毎日飽きさせないように、伝えるポイントや、言葉を少しずつ変えています。これも継続できる秘訣だと思います。
なぜ首こりにテレビ体操がいいのか?
首こりになぜテレビ体操がいいのか、紐解いていきましょう。
テレビ体操は、前半にみんなの体操が必ず含まれています。
みんなの体操は、以下の構成で作られています。
- 手と腕の運動(手と腕の曲げ伸ばし)
- 胸の運動(胸の伸展)
- 上体ゆすり運動
- 首の運動(首の曲げ、ねじり)
- 突き出し運動(全身の弾みと突き出し)
- 脚・腰の運動(背腹と脚の伸ばし)
- 腕と脚の運動(腕振りと脚の曲げ伸ばし)
- 深呼吸
- 腰の運動(背腹の伸ばし)
- 腕の運動(腕振りと体の曲げ伸ばし)
- 深呼吸
全体の構成の半分以上が、上半身を動かす体操になっています。
首こりになるとこわばってしまう、胸鎖乳突筋や、肩甲挙筋、僧帽筋だけでなく、その周囲にある筋肉、果ては、足、腰といった、遠位の筋肉も満遍なく、動かすことで、全身運動を実現しています。
「首こりは、首のこりなんだから、首だけを触っていればいいのでは?」
と思う方もいると思いますが、体は全部繋がっていて、血液循環によって、保たれています。
鍼灸の治療の考え方にも、痛みのある部位だけを治療するのではなく、全身を治療することによって、痛みの軽減をはかる方法があります。
やはり体は1つの構造体です。局所だけをケアするのではなく、全身をケアすることが、とても大切なのです。
実際にやってみて、思ったこと。
みんなの体操は、一通りを終えて、約5分。毎朝の放映では、続けてラジオ体操第一とか、第二とかが組み合わされて、合計10分の運動になります。
「10分ぐらいの運動なら、できるっしょ。高齢者もできるわけだし。」と、舐めていましたが、実際にやってみると、なかなか堪えました。
特にジャンプを繰り返すところは、「自分の体は、こんなに重たかったのか。」と、驚きました。日頃の運動不足を痛感しました。
確かに、常日頃、ジャンプを連続してやることなどないわけで、意外と脚にきますね。本当にいい運動になります。
私は最初の3日ほど筋肉痛になりましたが、その後は、順調にできるようになりました。
思ってもいなかった効能として、毎日、よし!頑張ろう!とポジティブな気持ちが生まれてきました。
もともとそんなにネガティブな方ではありませんでしたが、明らかにいつもと違う、やる気!みたいなものが湧いてきます!
また冷え性にも効果があると感じました。私は冷え性というほどではありませんが、やはり八王子という場所柄、冬の朝晩の冷え込みはハンパなく、指先、足先が冷たく、毎朝、「さ、寒い・・・」と、思っていたのですが、テレビ体操を始めてから、指先、足先に冷えを感じなくなりました。
しかもテレビ体操を行った直後に、冷えが解消されるのではなく、1週間ぐらい経ってからでしょうか、朝起きて、テレビ体操をやる前でも、冷えそのものを感じなくなっていたのです。他に特別なケアをしているわけではないので、明らかにテレビ体操のおかげです!
それから、首こり向けの運動と言える、4.首の運動は、首の筋肉のストレッチですから、いい感じで効きます。
首こりがひどい人は、この運動だけ、プラスで加えてやるとよいでしょう。
負荷の強さは、各自で、適量に感じる強さで行ってください。物足りない人は、ダンベルを持ちながらとかでもいいでしょう。ダンベルがなければ、ペットボトルを握って行うのも、負荷が大きくなっていいですよ。
500mlなら余裕でしたが、1lのペットボトルは、かなりきついので、無理しないようにしてください。
テレビ体操は、毎日、この時間にテレビをつければ、放映されています。
痛み止めの薬を飲んだり、首こりに効くといわれている薬を飲んだりする前に、テレビ体操を試してみましょう!
毎日、10分間だけ、テレビを見ながら行うだけで、首こりがすごく楽になるはずです。
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