施設もデイサービスも個別機能訓練は、マン・ツー・マンが基本です!

施設もデイサービスも個別機能訓練は、マン・ツー・マンが基本です!

鍼灸マッサージを通じて、皆様の元気と笑顔をサポートする、八王子の必殺仕事人こと、鍼灸マッサージ治療室 もみじ鍼灸治療室院長の小町です。

私が施設で行っていた『個別機能訓練(リハビリ)』の概要を書きたいと思います。

個別機能訓練というのは、施設利用者の体力・能力を定期的に検査・評価をして、現状維持または向上を目的として、メニューを作成・実行・評価を行います。

基本的な目的は、
・日常生活動作の安定
・転倒などのケガの予防
・筋力だけではなく心肺機能など身体能力の維持・向上

などです。

メニューの工程として、
★関節可動域訓練・ストレッチ
★自重トレーニング(サーキット・トレーニング)
★立ち上がり・歩行などの技術練習

の3本立てがメインです。

訓練実施に当たっては、マン・ツー・マンで実施し、時間は約30分です。

だいたい平均年齢が当時78歳なので、運動のパフォーマンス能力や身体能力の維持や運動を考慮すると、このくらいの時間になります。

時間が少ないとあまり効果的ではないですし、逆に多すぎるとその日の日常生活動作に問題が出たりするために約30分で切り上げ、生活リハビリ・レクリエーション・個々の趣味でアクティビティにて高めていきます。

間隔としては、目的意識の高い方や、機能低下が著名な方は毎日実施し、二日または三日に1回行うペースです。

また訓練がマン・ツー・マンである理由として、利用者の体つきがお一人ずつ違いますし、動作や体調の変化など細かい所まで目が届かないためです。

訓練中は能力よりも少しだけ高いレベルでの動作を実施するために、ケガなどに関するリスクに対して万全な体制で行うためのものです。

各利用者それぞれの目標に適したメニューを、3か月間隔で評価しながら実施していきます。

 最大の目標は日常生活動作のレベルを下げないことです。

施設の入所者においては、生活環境(トイレ・ベッドなど)の物は、ほぼ一定のもの使用します。これが一つの水準です。それぞれの高さや幅などを計算しながら、また同一条件にて訓練を実施していきます。

デイサービスの利用者方は、個人の居住環境により異なるため、同じでは対応できません。利用者毎に環境(段差の高さ・坂道の歩行)に合わせて実施していきます。

 関節可動域を狭くさせない。

筋力があっても、関節に問題があるとパフォーマンスが低下し、要介護になってしまう要因の一つが“関節”に関するものなのです。

関節可動域が狭くなると、体のバランスが取れなくなり、より筋肉の負荷が大きくなってしまうため、筋持久力(スタミナ)が低下してきます。

車椅子になると乗車時間が長く、下肢を動かすことが少なくなるため、“関節拘縮”という問題が出てきます。

関節を正しいバランスを整えて、負担の少ない座位姿勢や筋肉を柔らかくすることがカギとなります。

 体幹トレーニングの重要さ。

日常生活でも介助量の多さを決めるのが立位保持です。立位保持がままならないと、膝折れや転倒の危険性が高まります。

立位保持には、腹筋・大腿四頭筋・前脛骨筋などの体の前側の筋肉、脊柱起立筋・大殿筋・ハムストリングス・下腿三頭筋などの体の後側の筋肉が必要で抗重力筋と呼ばれています。

また姿勢を正す筋肉は脊柱起立筋ハムストリングス下腿三頭筋(特にヒラメ筋)がカギとなります。

車椅子を普段使用されたり、活動性が乏しかったりすると、必要な筋力は低下していきます。

トイレでの排泄動作やおむつ交換が困難になると、ベッド上でのおむつ交換になり、筋肉を使う機会が減少するため、どんどん能力が低下してしまうのです。

瞬発的な筋力は介助量も工夫によって、軽減させることは可能ですが、持久力の筋肉が活躍する立位保持となると、体重も加わり介助量もグッと高まります。

膝折れを起こしてしまう可能性が高くなり、介助者に体格によっては利用者を支えられずに、事故を起こしてしまう可能性があります。

このために自重トレーニング(スロー・トレーニング)が重要です。動かす筋肉も重要ですが、自分の体重をいかに支えられるか、バランス力を磨くかがカギであり、健康で過ごせる一つの理由です。

日常生活に通用する機能訓練をしていくことが必要。

日常生活において、筋力や関節の問題に限らず、心肺機能も問題の一つです。心肺機能が低下することにより、発揮されるパフォーマンスが低下してしまうのです。

冒頭に訓練(リハビリ)を約30分間実施する理由が、そのためです。

運動療法は20分程でも、サーキット・トレーニング、技術練習を実施していくと、息使いも上がってきます。そのために「マン・ツー・マン」にて訓練を、利用者の体調を見ながら実施する意味があるのです。

心肺機能を高めることで、代謝量も増えるくるため、免疫力などが高まります。

身体能力=日常生活動作には直結しない。

あくまで評価する筋力や関節可動域など、身体能力がありながら日常生活動作に結びつかないケースがありますし、その逆もまた然りです。

英単語を覚えても、文章や会話など順序を繋げられなければうまく伝わらないのと同じで、日常生活動作として発揮できるようにしていく、またケガをしないようにしていくのが訓練の効果です。

全ての人に共通する訳ではありませんが、多くの人が効果的な訓練により、“技術力”と“行動再現力”の獲得と“日々の日常生活動作の積み重ね”で防ぐことが可能です。

日常生活動作のレベルをできるだけ減少させないように努め、みなさんも健康な状態で年を重ねていきましょう!

信頼できる先生を知っていますか?

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