ぎっくり腰の治療タイプは6種類!

鍼灸マッサージを通じて、皆様の元気と笑顔をサポートする、八王子の必殺仕事人こと、鍼灸マッサージ治療室 もみじ鍼灸治療室院長の小町です。
ぎっくり腰は欧州では、魔女の一撃とも言います。
みなさんはぎっくり腰になられたことはありますか?欧州では“魔女の一撃”といわれるほどの衝撃的な痛みを発症します。
人間が二足歩行をしていることも腰を痛めつけている要因の一ついわれていますが、負担が重なって起きたり、無理な体勢で患部を捻ってしまうことで発症することがほとんどです。
鍼による鎮静作用と筋肉の緊張緩和
私も数多くの患者様を診させていただきました。
その中でも鍼灸マッサージは、ぎっくり腰にも非常に有効な治療手段です。
炎症が強く、強い痛みのぎっくり腰には、鍼による鎮静作用と筋肉の緊張緩和を目的として、治療を進めていく必要があります。
そして症状の改善を図る意味でも、『どのように発症したのか?』というメカニズムが治療のカギとなります。
もみじ鍼灸治療室のぎっくり腰の判断
ぎっくり腰になりやすい体の特徴として、2つのタイプがあります。そして、ぎっくり腰の発症のメカニズムが3ケースあります。
「私は10年間の診療を通じて、ぎっくり腰と言われる多くの患者さんを診ましたが、この2×3のカテゴリーに当てはまります。
私はそのタイプごとに合わせた鍼灸マッサージの治療を施します。受けた方のほとんどが、「施術前よりも楽になった」と言って頂いております。
ギックリ腰になりやすい体の特徴
Aタイプ:体が硬い(男性に多い)
関節の可動域が小さく、筋肉が硬い人は本来ぎっくり腰にはなりづらい傾向にあります。
しかし、体が硬いが故に発症してしまうと、かなり深刻な状況になり、床に這ったまま動けない人が多いです。
受傷により関節なども痛めやすく、ヘルニアや坐骨神経痛のように、下肢にしびれなどを伴うことがあります。
Bタイプ:体が柔らかい(女性に多い)
体が柔らかいために、可動域が大きくぎっくり腰になりやすい人と、支える筋力が低下しているので、瞬間的な力であってもぎっくり腰になりやすい人がいます。
このタイプの人は特に再発しやすいタイプです。
骨盤や股関節に問題がある方が多く、椅子に座って脚を組む人やあぐら・横座りする人、出産経験がある方も注意が必要です。
ギックリ腰の発症メカニズム
B:筋肉型
C:複合型
の3つのケースの分かれます。
A「関節型」で発症している場合
【捻挫型】で、俗にいうと、おそらく整体やカイロなどで、「一発で治った!」といわれるタイプです。
ちょっとした加減でも痛みが発症するために、関節が元に戻ると痛みが軽減・消失したりします。
筋肉の損傷が無いため、動いても問題はなくなります。
痛みの軽減だけでは、治療が終わりません。
ただその後のケアを怠ると、痛みが再発することが考えられます。
関節のバランス戻すということは、付着する固定する筋肉や動かす筋肉をケアしないと、関節のバランスが崩れやすい環境にあると考えるからです。
関節というのは、筋肉各々に付着し、人体などで固定され、筋肉が動くことにより、各々の骨が動かされるから関節なのです。
もし無理矢理に患部の関節を動かすと骨や椎間板などの他の組織に負担がかかり、その物自体に影響が出る場合があります。
どのように筋肉を緩めるかが問題
しっかり支えている深い筋肉を緩めて調整しないと、年を重ねた時に『変形性関節症』などの違うタイプの腰痛を引き起こす恐れがあります。
当院では患者様の状態にもよりますが順序として、支える深い筋肉の緊張や痛みを鍼で緩和させてから、バランスを整えていきます。
B「筋肉型」で発症している場合
【挫傷型】です。
みなさんは体の奥にある筋肉を触ることができますか?
その原因となる筋肉が損傷している状況ですと、筋肉の修復を待つ以外にありません。
このタイプはバランスを整える施術を行うと余計に悪化する場合があります。
筋肉を揉む・押すといったことは避け、鍼灸治療において、「痛み」を感じるセンサーを鈍らせる効果を目的に施術して、ギックリ腰に対処する非常に有効な手段です。
治療院に行くまで、患部を冷やしましょう
治療院に来られるまで、または往診に伺うまで、そして普段の生活においては、炎症を起こしている場合があるので、患部を冷却することをおススメします。
目安としては、72時間が一つの目安です。
患者様によって、冷たさの感じ方が違うため、氷嚢で凍傷にならないように患部を冷やします。
炎症を鎮めて、内出血の範囲を広げさせないことが重要です。
痛みがなくなったら、お風呂などで温めたり、患部を冷やさないように保温に努めたりして、筋肉の修復を促します。
なるべく早く治療院にて施術を受ける
当院でもこの段階での鍼灸治療では血流量を高めることで、筋肉の修復を増加させる目的で治療を実施していきます。
筋肉の損傷の度合いによっては、完全に元に戻るわけではなく、結合組織により修復されるので、場合によっては糊付けみたいに修復されることがあるため、その箇所が瘢痕のようになります。
この場合ですと負荷のかかり具合により、糊がはがれるように再発する場合が多く、さらに悪化する場合があり、癖になる要因になります。日頃からの筋肉のケアが重要な対処法です。
C「 複合型」は「関節型」と「筋肉型」が同時に発症する
非常に重傷のケースです。
正直、このケースは、治療に時間がかかります。ここまでひどい方は滅多にいませんが、全く動くことすらできないぐらいの症状になります。
もちろん、急性の強い症状に応じた施術を行いますが、このような症状にならないように、体のメンテナンスが必要です。
腰に違和感があったり、不調を感じたら、早めにもみじ鍼灸治療室にご連絡ください。
急な冷え込みにご注意を!
“ぎっくり腰”は自分の筋力よりも負荷が一気に高まった時や、徐々に負担が重なり、何かのきっかけで発症することが多いです。
私の治療経験から、何も腰だけの問題ではなく、他の部分から負担により最終的に腰に影響を及ぼしていることがあります。
また冷え込む季節の移り変わりなどには腰痛は多く発症します。腰痛など起こさないように、みなさん気をつけて過ごしていきましょう!
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