職人が据えるお灸は、なぜ効くの? 台座灸・ダルマ灸、セルフ灸との違いは何?

皆さんの元気と笑顔をサポートする、鍼灸マッサージの必殺仕事人こと、八王子もみじ鍼灸治療室院長の小町です。
あなたが鍼灸院で鍼灸治療を受けた時、お灸は据えられましたか?
お灸を据えられたとしたら、どんなお灸でしたか?
お灸は2種類あります。
お店のホームページやチラシ・看板などを見てみると、間接灸(台座灸・筒灸・だるま灸)を実施する治療院が多いようです。
間接灸は手軽で安全、低温でジンワリとした熱刺激を長い時間、ツボなどに据えるタイプのお灸です。
ただ…、間接灸には、問題点が3つあります。
⑴お灸の燃焼温度により、ツボに効いているのか?効いていないのか?効果が分かりづらいことがある
⑵一度、お灸に点火すると熱刺激が持続するため、刺激量が強いと灸あたり(のぼせ等の症状)の可能性がある
⑶お灸の熱さに対して、体が徐々に慣れてしまうことで、“低温やけど”の恐れがあります。一度低温やけどになってしまうと、高温やけどよりも患部が治りづらい
ことが問題点です。
職人が据えるお灸
瞬間的にやや高温の熱刺激の余韻が、じんわりとツボなどに注入することで、効かせるお灸を据えます!
気合いと熱を注入するが、熱く感じづらくさせるのが“技”
点火した糸状灸〜半米粒大の艾を燃え切る寸前に、竹筒をかぶせることにより、燃焼に必要な酸素がだんだんと少なくなるのと比例して、艾の火(熱量)は減少していきます。
艾から出る熱刺激の余韻がツボなどにしっかり注入されますが、竹筒をかぶせた時に体へ加わる圧刺激が、艾の熱刺激を上回るため、マイルドに感じられます。
瞬間的な熱刺激なので、患者さんも刺激の質・量を感じながら、術者が艾の捻り具合や大きさを加減しながら、熱刺激を調節するので、灸あたりの心配がなく、体調に合わせた最適な刺激にて灸治療が実施できます。
このような治療や施術の工程により、お灸の効果を高めて、患者さんのお悩みの症状を改善させていきます。
ぜひ貴方も、本格的なお灸を受療されてみてはいかがでしょうか!
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