夏の冷え性は「寒」「風」「湿」の三役揃い踏み! 下半身には、特に注意しろ!

夏の冷え性は、エアコン・クーラーなどの冷房に関して悩まれている方が、とても多いです。
東洋医学の観点から、夏の冷え性について、書かせていただきます。
邪
東洋医学の考え方には、『邪(じゃ)』という考え方があります。
『邪』は寒(かん)・風(ふう)・湿(しつ)・熱(ねつ)・燥(そう)の五つがあります。
それぞれ、この『邪』が体内に多すぎる状態になると、邪の特質に沿った体に良くない症状を引き起こす原因となります。
夏の冷え性の三つの邪はこれだ‼︎
「寒」
暑い室内の気温を設定温度に下げるためには、より冷たい空気が必要となります。
冷たい空気の素が「寒」です。
「寒邪」が体内に多く溜まると、冷え症状がより強まります。
血行不良・水分代謝の不良・内臓の機能低下・下痢などが例に挙げられます。
「風」
エアコン・クーラー・扇風機の風により、涼しく感じます。
「寒」が多い冷たい空気が風に乗って、体に直接当たると、より体が冷たさを感じます。
話は少しずれますが、冷たい空気でないにしても、走行中の車や電車の窓を開けっ放しで、片側の顔にズーッと風を浴びていると、顔の筋肉が動かしづらくなります。
そのくらい「風」は、人間の体に影響を及ぼします。
「風邪」に「寒邪」が加わると、神経痛・神経麻痺などを引き起こす原因にも挙げられます。
「湿」
梅雨時や夏場の空気は、湿度が高まります。
体感として湿度は空気の熱を、より感じやすくさせる効果があります。
例として、湿度の少ないサウナと湿度の多いお風呂場の空気の違いです。
冬場の晴れた乾燥した寒さと、夏の湿気の多く冷たい空気。皆さんはどちらがより、体に影響するでしょうか?
湿度の多い空気は重く、下によどんでいきます。
人間でいえば、下半身の筋肉や関節に影響が大きく、脚のむくみや重だるさ、関節の不調や痛みなどに繋がります。
特に下半身の関節痛は…
「風邪」:あちこちに痛みが移動する
「湿邪」:重だるい・鈍痛
が特徴です。
対応策❗️
このように冬と違って、夏の冷え性は、老若男女問わずに、大きな問題です。
今の時期から、「ツボに活かせる、艾(もぐさ)を捻って据える本格的なお灸」での体質改善がおススメです!
追伸
このような記事もご覧ください!
汗の質に注目!
特にご年配に限らず、若い方でも汗をかけない方が増えています。
それは汗腺の問題です。
汗をかかないため放熱できず、熱が体内の籠りやすいと、熱中症の危険性も高まります。
さらに血液がドロドロの方は、脳梗塞の危険性も高まります。
この夏は除湿機を使いながら部屋の空調管理を行い、小まめな水分・ミネラル補給をして、このような病気にならないように、予防していきましょう!
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