八王子もみじ鍼灸治療室への質問「灸頭鍼のお灸の熱は、鍼全体に伝わらないの?」

八王子もみじ鍼灸治療室への質問「灸頭鍼のお灸の熱は、鍼全体に伝わらないの?」

鍼灸マッサージの仕事人こと、八王子もみじ鍼灸治療室の小町です。

八王子もみじ鍼灸治療室に、このような質問が寄せられました。

「(灸頭鍼で)鍼についているお灸の熱は、鍼全体に伝わっていかないの?」

今回は、このご質問について、お答えいたします。

灸頭鍼とは…

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|灸頭鍼

刺入してある鍼の鍼柄に、お灸を装着し、燃焼させる施術方法です

灸頭鍼は、ツボなどにの、Wの刺激を同時に与えることのできる方法です。

考案者である赤羽幸兵衛の著書『灸頭鍼法(1971発行)』という教科書的な書籍も発行されており、現在でも多くの鍼灸師に愛読されています。

答:鍼に熱は伝わっていきません

灸頭鍼の熱刺激は、「輻射熱」という熱エネルギーが空気中を伝わっていく物理的な方法です。“太陽の光”や“ストーブ”と同じ原理です。

刺入してある鍼の周辺に、お灸の燃焼されている熱が放射されて、温熱刺激を与える施術方法です。
詳しくは「お灸は、熱いですか?」のブログにて、まとめてあります。ぜひご覧ください。

「お灸は、熱いですか?」八王子のもみじが、分かりやすくお答えします!

なので、灸頭鍼の熱が、鍼を伝わることはありません。

しかし、燃焼している艾(もぐさ)が付着している部分は、完全に艾が燃焼した後も、暫くはまだ熱い状態が続いています。熱が完全に下がるまで、そのままの状態で時間が経過するのを待ちます。

灸頭鍼は、どんな人に適しているの?

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|看護師OKサイン 一般的に灸頭鍼は刺激量が多いため、体力のある方や、ご年配の方に適しています。

ツボなどを、鍼・灸のWの刺激を同時に与えることができるため、血流量をさらに高めたい時基礎的な代謝量を高めたい時などに実施することが多いです。

灸頭鍼を実施するための条件

◎鍼柄まで全てステンレス製、かしめ式の鍼
◎やや太め(0.22mm以上)の鍼

◎鍼が地面に対して、垂直な状態に保てる部位
◎鍼を直刺(鍼を体に対して、真っ直ぐ刺入する方法)できる部位
◎刺入した鍼が安定する刺入深度(約20mm以上)を確保できる部位
◎慢性的な症状であり、灸施術に適応する症状・疾患
◎患者に対して、安全に実施できる施術方法・技術であること

を満たすことが条件です。

実際には、“腰部”に実施することが大半です。

【質問2】『灸頭鍼の治療中に、お灸が落ちたりしませんか?』

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|治療ってどのくらい通えばいいの?

上記の「灸頭鍼とは…」の写真のように、既製品の灸頭鍼用の艾もありますし、鍼にお好みの艾を装着して燃焼させる方法でも、燃焼された艾はヤニなどで、徐々に締まってきますので、まず落下することはありません。

鍼への装着が甘かったりした場合には、艾が落下する可能性があります。

そして、艾が大きすぎる(直径が20mm以上)場合にも、重心が高いために、呼吸などで体動が大きい場合に、鍼自体の動揺も大きくなり、艾が落下する危険性があります。

施術者の方は装着時や施術中に、常に目を離さずに確認しながら実施することが必要です!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|鍼各種

一番下が中国鍼。上の3種は、灸頭鍼では使用できません。

対策としては、灸頭鍼で使用する鍼を、鍼柄に竜頭(丸いリング)のある中国鍼の方が、艾との密着する部分が多くなるため、より安全に実施することができます。

灸頭鍼の注意!パート2

艾の大きさや質・硬さ、皮膚との高さ(鍼の刺入深度)の加減により、燃焼温度や患者さんが感じる温度が変化します。

また灸頭鍼は熱が持続して刺激を与えるため、知熱灸や台座灸・ダルマ灸などと同様に、皮膚の弱い方などを中心に低温やけどに注意が必要です。

施術者も患者さんに事前に施術内容を説明したり、施術中に声かけしたりして、お体の状態などを目や手などで確認しながら実施して、低温やけどを予防する対策が必要です。

実際に灸頭鍼を受療した感想

私も学生時代に授業時間の中で、「患者役」として“腰部”に受療しました。

施術中は鍼の太さがやや太いため刺激量も多く感じ、お灸の持続熱の刺激の方も程よく感じました。施術後は、患部の筋肉が緩み、灸刺激で温まっているので、腰の動きも楽になりました。

このように、鍼灸治療にも、いろいろな方法があります。ぜひご参考にしてください。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|鍼灸マッサージ師

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