八王子もみじ鍼灸治療室が提唱! 若さの秘訣は、歯と歯茎と「これ」を守れ!

歯や歯茎など口腔内に関する話は、いくつかブログでも書かせていただきました。
今回の守るべき人間の体の部分は、『歯根膜』です!
初めて聞く方も多いのではないでしょうか?
歯医者さんに行っても、この話題が出てくることが少ないと思います。
ですが、この歯根膜。非常に重要な役割を果たしているのです。
歯と歯茎の構造
このようになっています。
鍼灸学校の解剖学の教科書から抜粋
しっかりと歯根膜の文字があり、この文字の左上だけに、☆マークが2つ付いています。
私が学生時代に授業で記したものですが、その頃から非常に重要な部分だったということです。
解剖学でいうと・・・
歯根膜は【繊維性結合組織】です。
歯根膜の他に繊維性結合組織というと、“靱帯(膝関節の十字靱帯や側副靱帯など)”や“腱(アキレス腱など)”があげられます。
歯根膜はセメント質と歯槽内の骨壁の間にあり、歯と歯槽を結合している歯槽の骨膜です。
その歯根膜である(膠原)繊維は歯槽の骨壁から起こり、斜めに下行してセメント質内に進入して、歯を歯槽内に吊っているように、弾力的な固定支持をする役目をしています。※膠原繊維とは、基質が引っ張る力に対して、強い繊維。
この可動性固定であるため、咀嚼の際の噛み合わせにより、歯に加わる圧力を、弾力的に受け止めることができます。
つまり、歯根膜は歯を歯槽に固定するだけではなく、食事や歯をくいしばる時の、クッションやサスペンションの役割をしているのです。
歯槽骨があるからこそ、歯槽などへの負担が軽減できるのです。
そして、この可動性固定だからこそできる手法が、「歯並びの矯正」です。
歯槽膿漏の恐怖
歯槽膿漏は歯周病菌により歯槽骨が溶けることで、歯が抜けてしまう症状です。
つまり歯周ポケットは、歯と歯肉・歯槽骨の間の隙間のことであり、その深さは歯根膜の消失とも大きく関連します。
私の疑問
インプラントはどうなのか?
自歯が一番良いという前提で、気になることを書かせていただきます。
インプラントを受療される多くの方が、歯槽膿漏によるものと思います。
インプラントでは、歯根膜がありません。
私もインプラントは受療していない分、想像もつきません。
例えば・・・
日常生活では・・・
スルメなどの硬い食材や、骨付きチキンなどの引きちぎるように食べる食材を使った食事では、どのような感じなのか?
アスリートだった観点から・・・
重い荷物を持ち上げる動作や、スポーツなどで力を発揮したい時に、自歯がある時と比較して、どのくらい力が発揮できるのか?また歯や顎にどのくらいの負担がかかるのか?
このような点が、非常に気になります。
一番の有効手段は、歯磨き!
このように、歯や歯茎(歯肉)と同様に、歯根膜を守らなくてはなりません。
どこの歯医者さんに行っても、この歯磨きのことは言われます。
歯ブラシの当て方など、目的は歯垢の除去と歯肉のマッサージです。
歯の悩みでも、歯肉や歯茎の悩みでも、治療後に必ず指導されます。
子供からご年輩まで、まず自分でできるケアは、これ以外ありません。
歯磨き以外では、お悩みに応じて、歯磨き粉やうがい液・ガムを選定し、使い分けるのも一つの方法です。
歯磨き以外にも、改善方法はある!
歯磨きの仕方や力の入れ具合の他にも、ストレスや疲労、加齢などでも、歯茎が下がってしまうといわれています。
歯茎が下がってしまうということは、歯根膜にも影響が出てしまいます。
八王子もみじ鍼灸治療室の考え方ですが、歯・歯槽骨=骨、歯肉・歯根膜=筋肉・靱帯・腱と置き換えれば、その人その人により、弱い部分が異なるのが普通です。
歯の形状、歯並び、歯石がつきやすい、虫歯になりやすい、歯肉の状態が悪い、口内炎ができやすい、舌に苔が生えやすい、顎関節の悩み、義歯の加減、・・・など様々です。
前述したように、一番の有効手段は歯磨きですが、局所的ケアです。
虫歯などの治療はできませんが、ストレス症状の改善、体質の改善、顎関節症の問題、唾液の分泌などの体の代謝力を高める方法など、それぞれの口腔内のお悩みに対して、鍼灸治療で改善する方法があります!
鍼灸には治療方法が2種類! 痛みをすぐに取り去る“局所改善”の治療法と、“体質改善”を目的とした治療法。 その違いとは?
また歯根膜があることで、食べ物を噛む動作の刺激が、脳の働きと関係しているのではと考えています。
私の中では歯根膜があることで、自分自身への負担が大きく違います。
私もいつまでも鍼灸マッサージ師として仕事をしていきたいですし、趣味であるゴルフもしていきたいので、歯はとても大事にしています。
80・20
歯科医師や歯科衛生士の方々に話を聞いたりしていると、歯の治療も進化しています。
80歳の時に、20本の歯を残そうという、“80・20運動”が広まっています。
最後に…
人生はもう90年という時代になりました。
あなたの歯(永久歯)と歯茎と歯根膜は再生しません!
今からしっかりと歯磨きをして、大事に守っていきましょう!
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