長い鍼の治療は怖い?痛い? あなたの疑問に、現役鍼灸マッサージ師が答えます!

長い鍼を使用した鍼治療に、
◆興味のある方
◆受療の希望がある方
そのような、あなたにお答えします!
一般的に鍼治療で使う鍼、鍼体が最長でどのくらい?
答:150mm
150mm=15cmの長さがあります。
では、体のどの部分に使用されるの?
答:インナーマッスルなど
インナーマッスルとは、体の深層にある筋肉です。
インナーマッスルは
体を支える、関節を保持する
など、無意識のうちに使用している筋肉です。
無意識に使っている筋肉は疲れが感じにくいため、症状が出たときには、かなり状態が悪くなっています。
それらの筋肉を緩めたり、活性化させるために鍼を刺入させます。
そのためには、目的の位置まで届かせる分以上の、鍼の長さが必要なのです。
ぎっくり腰や骨・関節の変形など、最悪な状態にならないためにも、早め早めの治療・施術が必要です。
長い鍼って、怖くないの?
答:はり師の治療や施術であれば、全く問題がないです。
刺入する場所によっては、体に対して鍼を真っ直ぐに刺入するわけでもないですし、全ての長さを刺入するわけでもないです。
はり師はそれらの技術を使って、鍼を目的の深さに合わせて、効果的に刺入していくのです。
鍼の長さはどうやって選ぶの?
答:目的の筋肉に必要な深度に、プラス10mm程の長さの鍼を使用することが基本。
無駄に長い鍼は使用しないのです。
美容鍼・顔面鍼、手や足への鍼が代表的です。
無駄に鍼が長いと鍼柄が揺れる幅が大きくなり、安定しないですし、逆に患者さんへの負担が大きくなります。
+10mmという理由は?
鍼に余裕を持たせることで、鍼の技を使用したり、
低周波鍼通電療法(筋パルス治療)の電極を取り付けたりします。
150mmという長さの鍼が市販されているということは、治療や施術において、ニーズがあるからです。
触診や解剖学で筋肉の場所は確認できますし、鍼を刺入している時に伝わる手の感触で確認できます。
そのため、鍼の長さに対しての怖さは、筋肉へのアプローチに慣れている先生の治療・施術を受ければ、問題がないのです。
先生も慣れているので、手つきなどがスムーズです。
最近ではホームページなどで、先生の得意な治療方法が確認できますので、参考になさってください。
長い鍼って、痛くないの?
答:切皮(せっぴ)痛、または問題の筋肉での鈍痛など
切皮(せっぴ)
切皮とは、鍼先が皮膚を貫くために行う動作のことです。稀にですが、その際に痛みを感じる場合があります。
この切皮での痛みですが、鍼の長さが短かろうが、長かろうが、関係がありません。
鍼の先端の品質などの方が問題です。
鍼の品質は値段に比例し、ピンからキリまであります。
だからこそ当治療院も、品質の高いものを使用し、患者さんへの負担を最小限にすることで、リラックスした状態で、鍼の治療効果を高めるのです。
問題となっている筋肉の鈍痛など
鍼を刺入している間、長さに関しては、問題になっている筋肉に到達するまでは、ほぼ感じません。
鍼の先端の部分が一番刺激の強い箇所です。
稀に患者さんによって、問題の筋肉に鍼の先端が到達した時点で、鈍痛などを感じる場合があります。
ですので、もし鈍痛などが生じても、心配することはないです!
私もあんま治療などにて、より深い筋肉に原因がある患者さんには、説明と同意を経て、鍼治療を実施しています。
そして、これまでにも実際に鍼デビューされた患者さんや、あん摩治療から鍼治療に移行された患者さんが多いです。
治療や施術の手技や使用する道具に関しても、“安心”は患者さんだけの問題ではなく、実施する施術者も共通して必要なものであり、治療効果・施術効果につながります。
まとめ
このように、はり師の先生が長い鍼を使用するのには理由があります。
長い鍼というのは、患者さんも最初は怖いと思われます。
しかし、その問題を解決させるためには、患者さんと施術者との信頼関係です。
私も経験上、このようなケースは非常に多くあります。
そして治療後・施術後の効果は良好なために、治療後に患者さんも喜ばれ、「鍼を見せてください!」と話され、「これが、入っていたんですか!」と、ディスプレーを眺められています。
あなたのお悩みの症状、原因は『インナーマッスル』にあるのかもしれません!
長い鍼での治療や施術、ぜひ一度、試してみませんか?
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