現役鍼灸マッサージ師が語る 歯と歯茎を守るための口腔ケアと鍼灸マッサージ!

現役鍼灸マッサージ師が語る 歯と歯茎を守るための口腔ケアと鍼灸マッサージ!

鍼灸マッサージで使用する道具や材料もこだわりを持っていますが、健康に関する商品や道具を選ぶ時にもこだわりを持っています。

その中でも“歯ブラシ”へのこだわりは非常に強いです。いろいろな種類の歯ブラシが販売されていますし、お店によっては陳列されている商品が異なります。

現在、私は4種類の道具を使い分けて使用し、口腔ケアをしています。

  • ①毛先の柔らかい歯ブラシ
  • ②360°ぐるりと毛がついている歯ブラシ
  • ③歯間ブラシ
  • ④糸ようじ

です。

① 毛先の柔らかい歯ブラシ

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|毛先の柔らかい歯ブラシ

私はブラシを歯や歯茎に当てる強さが強いようです。そのままブラッシングをしていると、歯茎を傷つけてしまうため、特に柔らかい物を使用し、磨く力も弱めています。

毛の細さが極細である理由は、歯周ポケットの中にある歯垢を除去するのにも適しています。

最近ではマイクロ毛という1本の毛先がさらに分割している物があり、より歯垢を除去することに優れています。

② 360°ぐるりと毛がついている歯ブラシ

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|360°歯ブラシ

普通の歯ブラシは真っ直ぐ同一方向に並んでいますが、軸を中心に毛が360°全方向に並んでいます

口腔内に万遍なくブラシが当たり、歯茎と唇やほほの裏側に付着している歯垢を除去します。

歯の裏側なども磨きやすく、ある程度の歯垢は①・②の2本で除去していきます。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|朝寝起きのハミガキ

時間が無い時や日中の食後(食後30分後がベスト)の歯磨きは、①・②の2本で行った後、ガムを噛むことがおススメです。

口腔環境が良い状態で、歯にとって良い効果(虫歯予防・再石灰化を高める効果)をもたらすキシリトールがより多く入っているガムを噛むことです。

粒タイプのガムを2粒噛みます。噛み始めると徐々に唾液が出てきますが、なるべく飲み込まずに口の中に含みます。(唾液中のキシリトール量が一番多いため、効果が高い)

唾液の分泌量が高まることで、虫歯の原因となる酸を中和させる効果があり、口腔環境がより向上します。そのために歯磨き後以外でも、適宜にガムを噛むことをおススメします。

③ 歯間ブラシ・④ 糸ようじ

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|歯間ブラシ

時間のある時や寝る前に歯と歯の隙間にある歯垢を除去します。歯は表面だけではなく、ぐるりと歯周ポケットがあります。ここの隙間の歯垢を除去します。

おススメの③歯間ブラシは、針金の軸に毛がついている物です。太さは歯間の隙間に相応する適材が好ましいです。

相応する歯間ブラシを無理なく歯間に差し込み、力を入れずに奥方向⇔手前方向にゆっくりと動かして歯垢を除去します。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|糸ようじ

④糸ようじも歯と歯の間の歯垢を除去するのに適しています。歯と歯の間の歯垢ではありますが、歯並びの状態によっては、思っている以上の量が除去されます。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|ブクブクうがい

最後にうがいをして、歯磨きは終了です。

入浴時・シャワー時がおススメ!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|洗髪・洗体場

洗髪・洗体時に歯磨きを行うことがおススメです。

洗髪・洗体をすると動作によって、全身を自らマッサージする効果があります。

さらに、シャワー等の温水を使用して髪や体を洗い流したり、湯の張った浴槽に入ることで、体の血液循環を良くする効果を高めます。

その環境下で歯や歯茎をブラッシングすることにより、口腔内の組織の新陳代謝も高まります。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|大浴場

銭湯や日帰り温泉施設等でも、歯ブラシが販売されていますし、洗い場で歯磨きをされている方を時折見かけます。

そして、脱水症状を起こさないために、入浴前・入浴後に水を補給することを忘れないでください。

※注意)医師から入浴に関して、指導を受けている方や血圧や心臓などの問題を抱えており、入浴に不安がある方は、入浴時・入浴中の歯磨きは止めてください。

唾液腺マッサージをしましょう!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|聴宮マッサージ

歯磨き後に唾液腺マッサージをすることで、唾液の分泌を促進させることをおススメします。

唾液に分泌はデンプンの消化を助け(アミラーゼ)・虫歯予防・口臭予防になります。

その唾液の分泌量は年齢とともに低下していきます。また、ストレスがかかると交感神経優位な状態になっても、唾液の分泌も低下してしまいます。

またアレルギーなど鼻汁過多、鼻づまり、蓄膿症などで鼻に問題のある方や、姿勢により顎先が上がりやすい(頚部後屈姿勢)などで、口呼吸になりやすい方は要注意です。

唾液腺は3カ所あります。

●耳下腺(耳の前側)〔ツボ名:聴宮〕サラサラとした漿液性の唾液

●顎下腺(顎の下側)〔ツボ名:頬車〕サラサラとした漿液性・ネバネバとした粘稠性の両方の唾液

●舌下腺(のど仏の上側)〔ツボ名:廉泉〕ネバネバとした粘稠性の唾液

を手の指の腹でゆっくりと軽く数回押すと、唾液の分泌が高まります。食事前なども効果的です。デリケートな場所なので、くれぐれも周囲や押圧の強さにはご注意ください。

寝る前などは、お顔の肌のケアとともに、実施してみましょう!

食事が困難、消化が悪くなる!?

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|噛み締める食事

噛む力は20歳をピーク(最大約60kg)に低下していきます。通常の食事に使用する噛む力は約20〜40kgといわれています。

噛む力低下し過ぎてしまうと、硬い物を食べることが困難になってしまいます。

噛む力が低下すると、硬い食べ物を避けるようになります。そのため食事時に噛む回数が減っていきます。

噛む回数が少ないことで唾液の分泌も低下し、アミラーゼによるデンプンの消化も低下します。

八王子 鍼灸と受けるならもみじ鍼灸治療室|大きく食べる

食事の内容によりますが、噛む回数が減ると大きい食べ物の塊が、食道〜胃〜小腸〜大腸に伝わっていきます。

大きい塊を消化していくので、食道・胃・腸の消化器系にそれだけの負担がかかってしまいます。

アミラーゼは唾液だけでなく、膵臓からも分泌されます。唾液で消化が少なかった食べ物を膵臓から出てくるアミラーゼでフォローします。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|弱ってしまった膵臓

膵臓からは脂肪分解酵素(リパーゼ)、タンパク質分解酵素(トリプシン)、食事を摂ると血糖値上昇を抑制〔糖代謝〕するホルモン(インスリン)が分泌されるため、膵臓への負担がより高まります。その負担の積み重ねで膵臓も疲弊してきます。

膵臓は沈黙の臓器であるため、発見も遅れる可能性があります。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|てんこ盛りのご飯

特にご飯などの炭水化物は一口分を口に入れたら、30〜50回程よく噛むことがおススメです。

噛んでいくうちに味が変化し、徐々に甘みを感じ取れます。食材の本当の味を楽しみながら飲み込むようにしましょう。

力が発揮できない 

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|バッター

スポーツの世界でも、噛む力によって大きなパワーを生み出します。

ボクシングのパンチを繰り出す時や、ピッチャーが投げたボールをバットに当てる瞬間など、様々なスポーツで瞬間的に力を要する時には、歯を食いしばり、大きな力を発揮させてします。

私も高校時代にハンマー投げをしていましたが、投げる動作やウェイト・トレーニングの時、ツラい練習の時ほど、歯を食いしばってきました。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|噛む

日常生活や行事などで、重い荷物を持つ時など、瞬間的に大きな力が必要な時に発揮できなくなります。

日常生活動作では、上記の「食事の時に噛む力」同様に、筋肉の最大出力を必要とすることはあまり少ないです。

洗濯物を干す時に脱水した多くの衣類の入ったカゴを持ち上げる時や、お買い物で重い物を持ち上げる時など瞬間的に大きな力を使うのだと思います。

年齢を重ねて、「力がなくなったなぁ〜。」と感じた時に、歯の具合が思わしくないと、生活スタイルにより変化が表れます。

『80・20運動(80歳までに、20本の歯を残そう)!』

個人差にて、歯の質、歯根の長さ、歯並び、歯茎の状態など状況が異なります。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|歯の断面

歯根の長さや歯並びは生まれ持ったその人の特性です。歯根が長ければ歯槽骨により根付きます。現在の状況は、歯のレントゲン写真を取った際に確認が可能です。

歯並びも歯の磨きやすさや歯垢の残り具合につながるため、虫歯歯周病などに影響します。

虫歯菌は口腔内が酸性に傾いている状態で活性化するため、子ども・大人とも関係なく、環境さえ整えば虫歯になってしまいます。

子どもと大人では虫歯の状況が違う!?

 

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|大人の虫歯痛

乳歯と永久歯ではエナメル質と象牙質の厚さが違うので、痛みを感じるスピードも異なる場合があります。

子どものときの虫歯は進行スピードが速く激痛なことが多いですが、大人に多い虫歯は進行スピードが遅い場合があり、歯の質が硬くなるため、痛みが感じにくくなる場合があります。

虫歯は進行スピードが異なるので、痛みや飲食すると歯がしみるなどの変化を感じたら、検診にて早期確認されることをおススメします。

 歯周病も40歳頃から徐々に増え出します。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|歯がグラグラ

歯茎は口腔環境の他にも心臓疾患糖尿病喫煙疲労の積み重ねなどにより、歯肉の状態に影響を及ぼします。そのため、それらの疾患や疲労の解消などの治療やケアが必要です。

いくら歯をキレイに丈夫に保っていても、歯を支える土台が少なくなってしまうと、歯が抜けてしまいます。

そして入れ歯であっても、装着方法や口腔環境、歯茎の状態が悪いと、歯肉自体が痩せてしまい、入れ歯がだんだんと合わなくなってしまいます。

何十年前のCMでも、【リンゴをかじると、歯茎から血が出ませんか?】というフレーズがありました。今日までCM内容は変われど、歯周病などの歯茎に関する問題点は変わりません。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|歯石

歯周病を引き起こす細菌は、空気に触れていない所で活性化(嫌気性菌)するため、歯周ポケットの環境がカギとなります。

歯垢がある状態が続き、歯石を作らないためにも、①の極細の歯ブラシにて歯周ポケットに毛先を入れて、日頃の歯垢を搔き出す「ブラッシング・テクニック」がカギとなります。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|外国人モデル(笑顔)

永久歯が抜けてしまうと、もう新しい歯は生えてきません。日本人も歯への意識が高まってきましたが、諸外国人と比較して、歯や歯茎、歯並びなどの口腔に関する関心がまだまだ低いのが現状です。

私も老人ホームやデイサービスなどで、訪問歯科の先生や歯科衛生士の方々とお話をする機会がありました。

その中で現存する歯の本数などの口腔ケアと機能訓練(リハビリテーション)との関連性を、訓練時や評価時に考察していました。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|食事介助

また運動機能とは限らずとも、その評価などから食事時の姿勢、食事の形態や状況、個人の嚥下機能などの問題にて生じる、誤嚥や誤嚥性肺炎などの危険性にもつながるからです。

健康で日常生活を安全に過ごせるためには、このようなことから気をつけなくてはならないのです。

口腔内の症状を鍼灸マッサージの関わり

★鍼灸

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|鍼・合谷

以前、中国にて「鍼麻酔」という方法が話題となりました。

鍼を打つことにより、口腔内の知覚を麻酔させ、歯の治療を行ったことで、世界をその情報が大きく駆け巡りました。

現代では、歯垢の除去や害のある細菌の抑制などの口腔内環境を整えていきながら、主に繰り返される口内炎や歯肉炎、顎関節症などの予防的口腔ケアに鍼灸が実施されています。

例としては、患者様の体質を東洋医学的に判断した後、全身の気血の流れを改善させることにより、ストレス解消・自律神経の調整・免疫力向上を目的に、鍼灸治療が実施されています。

★マッサージ

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|フェイス・マッサージ

マッサージも上記の唾液腺マッサージを含めて、歯茎マッサージ、表情筋・咀嚼筋の筋緊張緩和を目的に実施されています。

また歯や歯茎による影響は顎関節や美容の問題だけではなく、首こり・肩こりや頭痛などの他の部位にも症状として表れる原因となります。

肩こりからも歯に響きが伝わるツボがある!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|パソコン・眼精疲労

日頃から当院にて治療を受けてらっしゃる鈴木さん(仮名)は一日中座業にてパソコンを使用しており、肩こりがお悩みですが、ひどくなると頭痛や吐き気を起こしてしまう程です。

最近もここ2、3日は根つめて仕事をしたため、頭痛がひどくて気持ちが悪くなってきて、時々吐き気が出てしまうとのことです。

問診や触診などで症状を確認し、今回はマッサージをした後に、鍼治療を実施しました。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|あんま(座位)マッサージや鍼にてツボを刺激すると、『(同側の)奥歯まで、ズーンと響いてくる!』とお話を受けました。

治療が経過していく中で、首こり・肩こりの症状が軽減していくのと同時に、奥歯への響も比例して軽減していくとお話しされています。

お顔の美容ケアは、口腔内も大事!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|美容鍼

当院でも、美顔鍼を受療される方は、施術前に顎関節の状態も確認します。左右差があると筋肉の張り方が違ってくるのです。

鍼施術では、小顔化・お肌の新陳代謝促進・顔の筋肉の緊張緩和などを目的に実施します。

施術後に、『口の開閉が楽になった!』とお話しいただき、鏡で口の開閉のスムーズさや小顔化・お肌の状態などを確認していただき、鍼の施術効果が表れています。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|口腔内マッサージ

また、お顔の美容などは、鍼灸マッサージなど外側からのアプローチだけを実施するのみでも効果があります。しかし、解剖学的により効果を高めるためには口腔内のアプローチが必要です。

定期的な鍼施術を実施するとともに、②の歯ブラシを使用して、施術日以外の日でも口腔内から患者様ご本人にアプローチしていただき、セルフケアをしていくことで、美顔効果や咀嚼動作をいい状態にてお過ごしいただいています。

舌のブラシで舌苔を除去するのはどうなの?

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|舌ブラシ歯ブラシが陳列されている中で、舌ブラシが販売されています。

舌についてある苔を除去する物ですが、東洋医学ではこの舌苔がお体の状態を見極める判断材料となるのです。

体は肌の色や質・熱感・腫脹など様々なサインを出して教えてくれます。そのサインの一つが舌苔なのです。

毎朝、舌をチェックして、身体の状態を把握しましょう!

現代では舌苔は口臭の原因として言われていますが、「舌苔が溜まっている」「舌苔が黄色い」等、目で確認することができます。

舌苔は日頃の体調のバロメーターなので、除去をする前に、ご自身にて鏡で状態をご確認していただきたいです。

そして、東洋医学的な鍼灸マッサージ治療を受療される時に、その状態を問診時にお申し出いただけると(写真に撮っておくことも、おススメです)、よりよい治療を受けられるポイントになります。

今の自分に合う歯ブラシを使おう!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|歯ブラシ歯科医師・歯科衛生士の方と、仕事や自分の歯のメンテナンスの時にお話しをさせていただいていますが“口腔内を維持するための一番の予防法は、ブラッシング!”とお聞きします。

最近では歯の磨き方を評価してくれるアプリを使用した歯ブラシがあるそうです。

これからの技術によって、より進化して広く普及されることで、「口腔ケアも変わってくるかもしれない!」と感じます。

歯は早い段階で再石灰化ということもありますが、歯肉は自然治癒力に乏しい組織であるため、衰退すると再生ができません。

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|歯磨き(前歯)私も健康を携わる治療家として、患者様に「体は一生を共にする一品物です。筋肉や関節等のケアやトレーニング・食事などは、積み重ねが大事です!」とお話ししています。

過ぎた時間は戻ってきませんが、これからが大事です。歯磨きも一日数回、数分ずつの積み重ね、みなさんも自分の歯を守っていきましょう!

八王子 鍼灸を受けるならもみじ鍼灸治療室|信頼できる先生を知っていますか?

 

〜〜〜お知らせ〜〜〜
にほんブログ村のブログランキングに登録しました。
下のアイコンをクリックしてもらうと、励みになりますので、よろしくお願いします。
にほんブログ村 健康ブログ マッサージ・指圧へ
にほんブログ村