『お灸は熱い!』と思っている方へ…。「直接灸」と「間接灸」の違いを知ろう!

『お灸は熱いものだ!』と思っている方が、大変多く、ショックを受けています(笑)。
少しお灸のイメージを変えてもらう話をしましょう。
お灸もいろいろと種類がありますが、大別すると、「直接灸」と「間接灸」に分類されます。
直接灸とは・・・
直接灸とは皮膚の上に直接、“艾(もぐさ)”を置き、点火する方法です。
直接灸の中でも、透熱灸という方法が、最も熱を与えやすい方法です。
これは皮膚の上においてある米粒の半分程の捻った艾を、最後まで焼き切る方法です。
ですが、焼き切った痕が皮膚に残るため、今では実際に行っている本格的な鍼灸院も少ないと思います。
しかし、
熱が皮膚に達するまでの七分目程で火を消す方法と、艾と皮膚の間に“灸点紙”という銀紙が張ってある紙の上で灸を据える方法があり、現在、この2つの方法が直接灸の主流です。
直接灸は…、筋肉のこり、関節の痛み・重だるさ、体質改善、疲労蓄積、冷え・のぼせ等への施灸効果が高く、最初は不安な方も、次回はお灸を希望される方が非常に多いです。
直接灸には、他の方法もあります
多くの熱エネルギーを必要とする場合は、底辺が1cm、高さが2cmくらいの円錐状に捻り、ツボの上に置いて点火する方法で、患者さんが熱く感じたら取り去る方法があります。
艾の捻り方が重要でじんわりとした温かさを、ゆっくりと体内に注入する方法です。
間接灸とは・・・
間接灸〔隔物灸〕は艾と皮膚の間に隔物を挟んだり、空間があるお灸の据え方です。
隔物には、生姜、にんにく、塩などを、ツボの上に1cmぐらいの厚さに敷き、その上で艾に点火します。
隔物の効能と熱によりツボを刺激し、患者さんの体調に好転反応をもたらします。
また「棒灸」という艾を棒状に固めたものに点火し、一定の距離から熱を与える(輻射熱)方法もあります。
そして、一般にも売られている「せんねん灸」などのお灸もあります。これらは“台座灸”というもので、ツボに台座を置き、艾に点火します。熱が台座に開いてある穴を伝わり、ツボを熱刺激する方法です。
また「カマヤミニ」というお灸も筒状の中に艾が入っており、艾を筒から押し出したあと、ツボの上に置き点火させ、筒の中を熱が通り刺激する方法です。
これらの中ではアロマ効果のあるお灸もあり、煙を気にされる方でも、無煙タイプのものや火を使わないタイプもあります。
お灸は熱くない! 心地よい温灸にトライしよう!
もみじ鍼灸治療室で施灸しているのは、直接灸・間接灸、ともに属します。
温かく心地よいお灸ですので、怖がらずに試してみてください。
自宅でもセルフケアとしてできるお灸の仕方もお伝えします!
初めてお灸を試したい方は、こちらをご覧ください!
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