人間は、“重心”が重要だ! あなたが転びやすいのは、前から…?後ろから…?横から…?

皆様の元気と笑顔をサポートする、鍼灸マッサージの必殺仕事人こと、もみじ鍼灸治療室院長の小町です。
よく「骨盤が歪んでいる」とか「脚がどちらか長い(短い)」などという言葉を聞きませんか?
何を基準として、言っているのか知っていますか?
一番分かりやすいのが、洋服の採寸などで、丈や裾の長さなどが目安となるでしょう。
数多く診察していると、骨盤が歪んでいたとしても、脚がどちらか長くなっていたとしても痛くない・気付かない人はいますし、骨盤が整っていても、脚の長さが揃っていても痛みが出現してお悩みの人は沢山います。
前回も書かせていただきましたが、今回は解剖学的な整体を中心とした続編です。
重心とは・・・
人間を含め、物には重心があります。
1.質量の中心。物体の各部に働いている重力の作用と等価な合力が作用するはずの点。
2.俗に比喩的な、重点
です。
私が以前に仕事にしていたゴルフクラブにおいても重心が、かなり重要です。
ゴルフクラブの重心は、スイングにも影響し、自分に合わないクラブを使用してプレーしても、良い結果につながりづらいです。
人間の重心とは・・・
そもそも解剖学的に「ここだ!」と表されていても、人間一人一人が違う骨格をしているので、誰しもが同じ位置とは限りません。
私の鍼灸マッサージ治療の基本理念として、一般的に重心の位置のバランスが悪ければ、負担となる筋肉・関節・内臓などに負担がかかるのは、当たり前のことです。
ですが、私も数多くの患者さんを診ているので、お一人お一人が違うお体の質・重量・動作方法などをお持ちなので、一概に一つの方法で治療をしていく訳にはいかないのも事実です。
だからこそ、視診・問診や触診などで確認しながら、施術にあたるのです。
そして、総合的に判断した結果、鍼・灸・あんま・マッサージ・指圧、関節バランス調整、可視総合光線療法など、いろいろな施術方式の中から選択して治療していくのです。
トレーニング・リハビリ・機能訓練を行うのも、同じ。
老人ホームやデイサービスで利用者を診ていると、病気などせずに、平穏にきた方はいません。
これまでに『医者にかかったことがない!』と言われても、既往歴・社会歴・家族歴などが影響しますし、目や歯、筋肉・関節などに支障があるのが自然な状況です。
特に、経験上このようなの方々は、猫背や関節の変形などで、動作・運動時の重心のブレが大きくなり安定しません!
分かりやすく言うと、ヤジロベエのような状態です。
歩行などを客観的に見て、安定してそうで、ハラハラドキドキする動き方です。
ですが、人間は動物なので、動いて生活するシステムになっています。
ここに転倒するリスクとメカニズムがあるのです。
ただ、重たいものを持ち上げたり、一生懸命運動したりしていても、結果が出なかったり、ケガを起こしてしまうのです。
だからこそ、しっかり・キチンと各々のトレーニングのポイント(要点)を指導してくれる先生やトレーナーの監視下のもとで、メニューを実施していく必要があるのです。
人間は“転び方”が違う!
みなさん、重心の位置が違えば、転びやすい方向がある程度、だいたい決まってきます。
「前につまずくような転倒」と「横に倒れるような転倒」と「後ろに尻餅をつく転倒」です。
どの治療家・施術者・セラピストなども、基本的に骨格や筋力、歩き方・座り方などの動作を見れば、その方の転び方について、おおよその見当がつきます。
もしも皆さんが、平均台・砂利道など足場環境の悪い整地だったり、氷上のスケートリンクなどに立ったり、歩くような動きをすれば著明です。
私も老人ホームやデイサービスなどで機能訓練(リハビリ)をしていると、年に数件の転倒事故を報告として受けたことがあります。
当時、機能訓練指導員という立場にありながら、リスクマネジメント委員会に所属していたからです。
「転倒」を一つとっても、無傷で終われば良いのですが、場合により骨折も起こしやすいですし、打ち所が悪ければ、生命にも関わる大きな問題です。
そのために、利用者方々の筋力をはじめとした身体能力の維持・向上を含めた攻めの分野と、負担が少ない・効率の良い体の動かし方を含めた利用者を転倒から守る分野のトレーニング・リハビリ・機能訓練をしていくのです。
このことを踏まえて、『何を目的としてき合えているのか?』といった、自身の課題となるためのトレーニング・筋力維持・強化、作業療法をトレーニング・リハビリ・機能訓練を実施していかなくてはならないのです。
注意1秒、ケガ一生!
自分の重心や骨格・筋肉・内臓の調子などの体つきを知りながら、転倒しないように気をつけていきましょう!
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