鍼には『低周波鍼通電療法(鍼パルス・筋パルス等)』という治療法があります。

鍼灸マッサージを通じて、皆様の元気と笑顔をサポートする、八王子の必殺仕事人こと、鍼灸マッサージ治療室 もみじ鍼灸治療室院長の小町です。
低周波治療は、体に低い周波の微弱な電流を流すことで、ONとOFFの交互に電気刺激が起こるごとに筋肉が収縮されることで、マッサージをされているような感覚があるといわれています。
鍼パルス・筋パルスで使用する低周波治療器
鍼治療において、低周波治療器を使用する場合、鍼を筋肉に2本刺入し、その2本の各々に電極をつなげます。目的の周波数をセットして、出力量を上げていきます。適度の出力量になったら、そのまま数分間留めておきます。
この鍼治療+低周波治療の療法のことを、“低周波鍼通電療法”(鍼パルス・筋パルス・神経パルス等)といいます。
一般の低周波治療との違いは、鍼を原因や目的となる筋肉などに刺すことによって、直接的に刺激を与えられるため、非常に効率がよく、効果の高い治療方法です。
もみじ鍼灸治療室も2つの異なる機種を用いることで、様々な刺激を患部に与えることにより、症状を改善させています。
その低周波鍼通電療法(鍼パルス・筋パルス・神経パルス等)の効果を書かせていただきます。
★血行不良の改善
鍼を刺すことによっても血液循環の改善が見られますが、その刺している鍼に低周波を流すことにより、筋肉自体が収縮・弛緩を繰り返します。筋ポンプ作用により血液循環の改善をより助長することで、老廃物の排出を促し、新陳代謝を高めます。
★筋肉のコリを和らげる
筋肉が振動する刺激を与えられるため、より筋肉のコリに対しての改善が可能です。
硬くなった筋肉は患部を重だるく感じさせてしまい、姿勢が悪くなることで、関連する関節や神経、内蔵などにも影響が出てくる場合があります。
★痛みを和らげる
前述した筋肉のコリが原因となる痛みや、また梨状筋症候群(梨状筋が硬くなることで、坐骨神経を締め付けてしまい、坐骨神経痛などを引き起こす)などの深い所にある筋肉をピンポイントに、低周波治療にてアプローチが可能なので、非常に効果的です。
★筋肉の萎縮を防ぐ
麻痺等を起こした筋肉を動かすことにより、筋肉の萎縮を予防させる働きがあります。治療の分野に限らず、リハビリテーションにも活用されている療法です。
★心を整える効果があります。
私の経験上、1/fの揺らぎによるリラックス効果を得られる研究報告があります。この低周波の波長と患者様の1/fが合うことで、非常に心地良い状態で治療を受けることが可能となり、高い治療効果が得られます。
★深い筋肉を動かすことで、体が変わる
低周波鍼通電療法(鍼パルス、筋パルス)は特にスポーツ選手や運動が多い方、筋肉のコリが強い方や坐骨神経痛、神経麻痺などの方に高い治療効果が表れます。
低周波鍼通電療法(鍼パルス)の症例
鍼治療の長所と低周波治療の長所を組み合わせた療法でありますが、刺激量も当然高まります。
低周波を流すこともあって、体質や疾患により施術を実施できる方が限られますし、実施できても患者様によっては合わない方もいらっしゃいます。
もし“低周波鍼通電療法”に興味がおありの方は、鍼師の先生にご相談してみてください。
追伸
患者さんの中には、低周波鍼通電療法が苦手な方がいらっしゃいます。
そのような患者さんでの鍼治療の効果を高めるためには、以下のような鍼治療の方法(技)を使用したりします。
これらについて、まとめてみました。ご興味のある方は、ぜひご覧ください!
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